情報設計とは?必要な情報を迷わず伝える整理の基本|虹色のタコになれ!第6回【第5の足:情報設計】

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【第6回】第5の足:情報設計 design
【第6回】第5の足:情報設計

第5回では、第4の足である「タイポグラフィ」について書きました。

文字は、飾りではなく、情報を届けるための設計です。
可読性、視認性、判読性を考え、書体や文字サイズ、行間、字間、コントラストを目的に合わせて調整する必要があります。

今回は、第5の足である「情報設計」について考えます。

情報設計とは、情報をただ並べることではありません。
読み手が必要な情報を迷わず見つけ、理解し、次の行動に進めるように整理することです。

Webサイト、ランディングページ、アプリ、パンフレット、資料。
どの媒体でも、情報設計はとても重要です。

なぜなら、ユーザーはすべてを丁寧に読んでくれるわけではないからです。

ユーザーは、読まない前提で考える

作り手は、どうしても「ちゃんと読めばわかる」と考えがちです。

しかし、ユーザーは忙しいです。
多くの場合、文章を最初から最後まで丁寧に読んではくれません。

自分に関係があるのか。
欲しい情報があるのか。
信頼してよいのか。
次に何をすればよいのか。

こうしたことを、短い時間で判断しています。

だから、情報設計では「読んでもらう」ことを前提にしすぎてはいけません。

重要なのは、読まなくても大枠が伝わり、読めばさらに理解できる構造にすることです。

見出しだけでも流れがわかる。
最初に結論がある。
必要な情報が探しやすい。
次の行動がわかる。

こうした設計が、ユーザーの理解と行動を助けます。

重要な情報は、先に出す

情報設計でまず大切なのは、重要な情報を先に出すことです。

  • 何のサービスなのか。
  • 誰のためのものなのか。
  • 何が解決できるのか。
  • なぜ今見る必要があるのか。
  • 次に何をすればよいのか。

これらが後ろの方に隠れていると、ユーザーはそこまで到達する前に離れてしまいます。

特にランディングページでは、冒頭が重要です。

下まで読めば良さがわかる。
詳しく見れば価値が伝わる。
説明を全部読めば理解できる。

それでは遅い場合があります。

最初に要点を伝え、詳細はその後で補足する。
これは、ユーザーの負担を減らすための基本です。

見出しは、読むための道しるべ

見出しは、単なる飾りではありません。
読み手にとっての道しるべです。

見出しを見れば、そこに何が書かれているのかがわかる。
見出しだけを追っても、全体の流れがつかめる。
本文を読むべきかどうか判断できる。

これが良い見出しです。

逆に、見出しと本文の内容が合っていないと、読み手は混乱します。

「料金について」と書いてあるのに、実際にはサービスの特徴が書かれている。
「導入の流れ」と書いてあるのに、申し込み方法がわからない。
「よくある質問」と書いてあるのに、不安に答えていない。

こうしたズレは、読み手の信頼を下げます。

情報設計では、見出しと内容を一致させることが大切です。

メンタルモデルに沿って情報を並べる

人は情報を受け取ると、頭の中で「これはこういうことだろう」と自分なりの理解を作ります。
これをメンタルモデルと呼びます。

たとえば、サービスサイトを見たとき、ユーザーは無意識にこう考えます。

  • これは自分向けのサービスなのか。
  • 何ができるのか。
  • いくらかかるのか。
  • 安心して申し込めるのか。
  • 申し込み後はどうなるのか。

この理解の流れに合った順番で情報が並んでいれば、ユーザーはスムーズに読み進められます。

しかし、順番がズレていると、理解に負荷がかかります。

料金を知りたいのに見つからない。
申し込み前に不安を解消したいのに説明がない。
そもそも何のサービスかがわからないまま、細かい機能説明が続く。

これでは、ユーザーは途中で離れてしまいます。

情報設計とは、読み手の頭の中の流れに合わせて情報を並べることでもあります。

短期記憶に負担をかけない

人間が一度に処理できる情報量には限りがあります。

  • 情報が多すぎる。
  • 文章が長すぎる。
  • 選択肢が多すぎる。
  • 関係のない情報が混ざっている。

こうした状態は、読み手の短期記憶に負担をかけます。

特に、最後まで読まないと意味がわからない文章は、理解しづらくなります。

たとえば、主語と述語の間に多くの情報を挟みすぎると、読み手は文のゴールを見失います。

だから、文章はできるだけシンプルにする必要があります。

1文1メッセージにする

1つの文に、複数の内容を詰め込みすぎない。
伝えたいことを、1つずつ分ける。

これだけでも、文章はかなり読みやすくなります。

並列する情報は、形を揃える

特徴、料金、手順、メリットなど、並べて見せる情報は表現を揃える。
言葉の形や順番を揃えることで、比較しやすくなります。

これは文章の問題であると同時に、情報設計の問題でもあります。

情報は、まとめて構造化する

情報設計では、情報を分類し、まとまりを作ることも重要です。

  • 関係のある情報をまとめる。
  • 関係の薄い情報は分ける。
  • 優先順位をつける。
  • 階層を作る。

これは第3回で書いた「構成」ともつながります。

情報が整理されていなければ、どれだけ色や文字を整えても伝わりません。

たとえば、ランディングページであれば、

  • 誰向けのサービスか。
  • 何が解決できるのか。
  • 選ばれる理由は何か。
  • 導入の流れはどうか。
  • 料金はいくらか。
  • よくある不安は何か。
  • 次に何をすればよいか。

こうした流れを考える必要があります。

情報をただ並べるのではなく、読み手が理解しやすい順番に組み立てる。
それが情報設計です。

デザインの目的は、情報を届けて使ってもらうこと

情報設計は、見た目だけの話ではありません。

  • 伝えるべき情報を、ユーザーの目に届ける。
  • 見てもらう。
  • 理解してもらう。
  • 使ってもらう。
  • 行動してもらう。

そのための土台です。

色彩、構成、視覚生理、タイポグラフィ。
これまで扱ってきた要素も、すべて情報設計とつながっています。

色は、情報の役割を伝える。
構成は、情報の優先順位を作る。
視覚生理は、人の見え方に合わせる。
タイポグラフィは、文字情報を読みやすくする。

それらを統合して、ユーザーが迷わず理解できる形にする。
それが情報設計です。

第5の足としての情報設計

情報設計とは、情報をたくさん載せることではありません。

読み手が必要な情報を、必要な順番で理解できるようにすることです。

ユーザーは、すべてを読んでくれるわけではありません。
だからこそ、見出し、順番、分類、文章量、導線を設計する必要があります。

  • 「ちゃんと書いてある」では不十分です。
  • 見つけられなければ、伝わっていない。
  • 理解できなければ、使われない。
  • 行動できなければ、目的は達成されない。

これが、私が考える「第5の足:情報設計」です。

次回予告:第6の足「インタラクション」

次回は、第6の足である「インタラクション」について考えます。

情報を理解したユーザーが、次にどう行動するのか。
ボタン、フォーム、ナビゲーション、操作の流れをどう設計するのか。

次回は、見るだけでなく、使ってもらうためのデザインについて考えていきます。

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