失敗しないデザインのために、依頼者とデザイナーとで確認しておくポイント

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失敗しないデザインのためにdesign

以下のようなご経験はないでしょうか? 左は依頼者で右はデザイナーです。

この企画内容でデザインをおねがいできますか?

企画内容はわかりましたが、詳細なワイヤーフレームや仕様書がないとデザインできません。

(そもそもそれができないからプロに依頼しているんだけど。。。)

わかりました、こちらでワイヤーフレームをつくりますね。

参考となるWebサイトなども教えてくれるとデザインしやすいです。

デザイン依頼の場面で、ほとんどこうしたやりとりを見てるようなきがします。

こんなやりとりでは、いいデザインや期待値を超えるデザインはあがってきません!

このような返しをするデザイナーはプロではありませんので、依頼をしてはいけません!

おそらく、ワイヤーフレームの構成のまま、参考サイトのテイストに合わせただけのデザインが上がってきます。

デザインは企画や施策、ビジネスの本質的な目的を達成する一つの手段です。しかし、このようなことでできたデザインはデザインではなく、ただお絵かきをして見栄えを整えたものでしかありません。

そうならないように、依頼者はデザイナーときちんと確認しておく必要があります。メモ書き程度ですが、私の実践を元にまとめてみました。

企画構想段階ですり合わせておく項目

問題解決・課題解決するためのデザインをするには目的などを知らないとデザインできない。“知らない人の顔は描けない”という言葉にもあるように、いくら表面上良さそうな感じでデザインしても、本人に似ていなければ全く意味がありません。そのためにはまず、“顔”をよく観察する必要があります。

企画や施策の目的を明確にし共通言語化する

  1. どのような人に伝えたいのか
  2. 今必要なのはなぜか
  3. それがなぜ重要なのか
  4. 誰が困っているのか
  5. 誰にとって有益なのか
  6. どういう印象を持たせたいか
  7. それをすることにより(改善改修することにより)どの数値があがるのか

上記をデザイナーとすり合わせ、きちんと言語化した上で、デザイナーにデザインコンセプトを作ってもらいます。

出来上がったデザインコンセプトをデザイナー側からでも依頼者側からでよいので、きちんと言語化して説明してもらいます。

デザインコンセプトの言語化のチェックポイント

  1. 色、形、構成など、すべて言葉で説明できるか
  2. なぜその配色設計にしたのか
  3. なぜその構成設計にしたのか(ストーリーはあるか)
  4. なぜ強調したのか
  5. なぜその写真やテクスチャを利用したのか(写真やテクスチャも言い換えれば情報なので、説明がなくても伝えられなければならない)

上記ができて納得した上でしっかりとデザイン業務に入ってもらうことをおすすめします。次に上がってきたもののデザインをチェックすべき項目です。

デザインする際に気をつけること(以下がちゃんと考えられていた上で表現できているか)

上記はデザイナーはもちろん考えなくてはデザインできませんし、依頼者もきちんと上記がデザイナーから説明されるかor考えているかをチェックするのに役立つと考えます。専門用語などもあり、すべてチェックするのは大変ですが、そこをしっかりとデザインしてくれる信頼のあるデザイナーに依頼することが大切です。

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